

受験、子育てを考える時に、
心の問題が置き去りになっているように思います。
こちらは、
2019年の秋の自分のブログを編集したものです。
受験を考える前に、
必ず読んでほしい本があります。
それが神田昌典さんの『成功者の告白』という本です。
この本は、ひとりの起業家の物語です。
その起業家が起業を成功させて、企業をつくるまでの物語です。
起業家の物語なのですが、
ここで学べるのは人間の社会や家族でつながっている「感情」について、なんです。
受験を語る前に、
私は『成功者の告白』のことがどうしても頭から離れなかった。
受験をうまくやる方法。
成績のあげ方などいっぱいでているんです。
でも、私の心にはなんというひとつの不安のようなものが生まれていました。
確かにひとつひとつ素晴らしいノウハウだけれど、こればかりが広がって大丈夫なのか?
と。
『成功者の告白』は教えてくれます。
夫婦仲を取り持つために、親の片方が仕事仕事仕事になって、
家庭を顧みなくなると子どもがもう片方の親の寂しさや怒りといった感情を読み取り、病気になると。
発達障害の増加は、日本だけではなく世界の社会の歪み・不安・怒りが、
発達障害の増加という形でお子さんに出てきているのではないか?
発達障害だけではなく、
お子さんの不登校や起立性調節障害といったものも、
そういうことではないかと思うんです。
私はこの『成功者の告白』を読んで、その思いをいっそう強くしました。
親の接し方がお子さんの脳をゆがめる、変形させるというのは、
MRIによって徐々に証明されつつあります。
証明されつつありますが、その解明を待っている時間はないように私は思います。
だから、私自身も何かできるのではないかと自分自身のサービスを開始しました。
こうすれば眠れる。
こうすれば体が丈夫になる。
こうすれば発達障害の症状が「診断されなくなる」レベルになる。
こういうノウハウはもちろん大事です。
大事ですが、こういうノウハウばかりを追いかけても、
たとえ、お子さんの発達障害自体は診断されないレベルになったとしても、
お子さんの本質的な問題がなくならないケースがあるんです。
受験はその子だけの話ではなく、
どう受験したかはその下へとつながっていきます。
親から子へ、子から孫へ。
ほとんどの人が意識をしていませんが、強いつながりがあります。
たとえば、私の塾をやめたお子さんのお母さんは、よくこんなことを言っていました。
シングルマザーのご家庭でした。
「私は母親にこうしなさいと言われて、看護師の資格を取りました。取ることだけを第一に考えなさいと言われ、そう生きてきました。今は振り返れば感謝していますが、その時は嫌でした。だから、子どもにはそういう束縛はしたくないんです。」
そんなお母さんに、私はこう言いました。
「であれば、○○さんにはこういった私立高校という選択があります。ここでなりたいものをじっくり考え、その後大学なら内部進学、就職するなら高校の中で資格が取れますよ。」
と。
「でも、私立はお金が・・・・」
「こういう助成制度を受けられますから、公立よりも少し高い程度、今、塾に行かれていますから、塾に行かせるよりお金はかからなくなります。」
と私はアドバイスしました。
でも、そのあと、耳を疑う言葉が出てきました。
「子どもが看護師になるっていうなら、私立に行かせますが、それ以外なら嫌です。」
と。
看護師は立派な資格ではありますが、
大学卒も社会では立派なひとつの「資格」といえます。
このお子さんが行く公立高校は、ほぼ就職か専門学校しか道はありませんでした。
お子さんの将来を広げるためにも、大学も入れる、選択肢が残る私立高校への入学を私は提案しましたが、結局、断られました。
そして、この話し合いのあと、しばらくして塾をやめられました。
同じクラスのお子さんが塾にいましたので、そのあとのことを聞くと、
その子は「自分の進路なんてどうでもいい。」と言っていたそうです。
お母さんは自分の親から職業まで縛られ、その通りに生きてきました。
その反発として、今度は、自分の娘は束縛しないことに決めました。
でも、それは束縛をしないではなく、ほったらかしに近い状況でした。
そして、大学も行ける、資格もとれる、今はお子さんの成長にあわせて選べる高校が増えているんですが、そういう理想的なところに娘が行くのを許せないんです。
正直、私立高校に行くなら、シングルマザーってけっこう有利です。
ちゃんと助成制度を受けるなら、かなり負担は軽いですし、
塾に行かせる余裕があるなら、行かせることができます。
その助成制度の説明もさせていただきました。
しかも、私は大学まで安く行ける方法、行くことができる私立の高校を提案させていただきました。
これは私の行き過ぎた恩着せがましい進路提案が良くなかったのかもしれませんが。
私はこのお子さんが家族の感情の罠にハマっているように見えたんです。
親から束縛されたり、欲しかった愛情をもらえなかった子どもは、
自分が親になったときに、その反発からその親の逆のことをしようとします。
それは子どもを思ってのことではありません。
親に対する「反発」がその動機であり、スタートであり、そこに今、目の前にいる子どもはいません。
こういうご家庭を私はたくさん見てきました。
こういうご家庭の場合、ノウハウをいくら学んでも根本の問題は解決しないんです。
ゆっくり時間をかけて、染みついた思考のクセを抜いていかないといけない。
価値観や行動様式、習慣や思考のクセをつかさどる部分は大脳辺縁系といわれます。
そして、ここの回路を変えるには時間をかける必要があるそうなんです。
1つのノウハウ。
1回の相談やカウンセリング。
1冊の本を読む。
これだけでは変えられないんですね。
そして、これは過去のつながりの中でとらわれてしまうところでもあります。
これが現代の「心の問題」です。
『成功者の告白』を読んだ後、
『発達障害でも働けますか?』を読み始めましたが、驚きました。
この本も、身体〜仕事、家族での子育て〜社会人、このつながりを浅見さんも座波さんも指摘しながら、仕事の話をしているんです。
もちろん、ノウハウは大事です。
ノウハウは大事にしながら、過去〜現在〜未来のつながりや、
今目の前の子育てが将来のお子さんの社会に出てからのものの見方につながること。
それから、身体〜仕事というつながり。
この「つながり」を意識しないことには、
ノウハウだけでは超えられない壁が絶対にやってくると思っています。
大人になっても、行動原理のスタートが親への反発、親への復讐という方は少なくありません。
また、怒りや恨みをウチにため込み、思考がゆがんでいくこともあります。
親から受け継いだ怒り。
ウチにため込まれた怒り。
その怒りは時に、他者への「いじめ」という形で表現されることもあります。
この「つながり」を意識して、自分を変えるためには、
長い時間をかけて回数を「学ぶ」必要があります。
面倒ですが、ここから逃げてしまうと、私たちは感情に振り回される奴隷のようなものになってしまいます。
ツイッターをしていると特に感じますが、
感情に振り回されてしまう人多いです。
喜びや悲しみが出るのは当然のことなんです。
危険なことは感情に振り回されているのに、それを正当化してしまうことです。
この「つながり」をもっともっと意識していかないといけない。
特に、発達障害のお子さんの子育てをしていくなら、その発達障害そのものへのアプローチばかりになりがちです。
でも、実は、発達障害のお子さんと親との心のつながりを意識したほうがずっと早く解決することもあるんです。
私はここを今後強く訴えていきたいなと改めて思いました。
ノウハウはもう出尽くしていますし、あとは、効果が早いかどうとかになると思います。
大事だけれど、それだけじゃない。
感情のつながり。
この時間的でもあり、肉体的でもあり、そして、そこにいる人々でつくる即物的なものでもある。
これを意識しないといけない。
私はそう思います。
もし、可能であれば、
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親御さんが変われば、いろんなつながりが良くなっていきますよ。